2010年10月06日

『逢魔が橋』(おうまがはし)

近藤ようこさんの新刊が青林工藝舎より出ました!

月刊flowers.増刊『凛花』に掲載されたもの六話と
月刊ホラーMに掲載されたもの三話です。

タイトル文字は予告通り スターリンのヴォーカル、遠藤ミチロウさん!
先日高松へライブで来られたときにぜひ行きたかったのですが、
出張と重なってとっても残念でした・・・

解説は国文学者の田中貴子さん。

帯に
「人が背負った苦しみや悲しみを、解決よりも”解放”へと導く尊さはしなやかで逞しい。」
と書いてありますが、まさしく近藤さんのすべての作品に通じる言葉だなあ・・と思いました。

『逢魔が橋』とは・・・
「ある時はこの世とあの世を隔てる橋、
ある時は過去と未来、ある時は真実と嘘、
ある時は行く者と留まる者を隔てる橋・・」

そしてそこに何もかも見通す「天の目」を持つ橋守がいる。

人はみな、自分でも気付かないうちに、いろんなものを背負い、
罪を犯し、迷い、傷つけることも・・・

近藤さんの描く物語には、人の弱さ、愚かさを
甘やかすのではなく、包み込んでくれる優しさがあると私は感じています。

『逢魔が橋』(おうまがはし)

『逢魔が橋』(おうまがはし)



タグ :近藤ようこ

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