2025年05月20日

綿絽ゆかた&半幅帯(知花花織)

綿絽ゆかたと知花花織の半幅帯をご紹介いたします♪



竺仙さんによる綿絽ゆかたです。

竺仙の綿絽生地は【平絽】ではなく、
絽目を不規則にならべ【乱絽】にしたオリジナル生地です。
それによりモワレのような独特の風合いが生まれ、
実際にお召しいただくと、爽やかで涼しげな印象を与えます。
この綿絽の生地は戦後、正絹の七五三絽を模して、
木綿で織り上げました。
ところが短繊維の木綿では七五三をきれいに織れず、
多少不揃いが生じましたが、
それが返って自然な涼しさを醸し出し、
それ以来この生地を使用しているとのこと。
今や木綿の反物で見かけない細い糸で織られています。

柄は松皮菱と秋草。
ボカシにより華やかで大き目の松皮菱がモダンな印象です。

綿100%

綿絽ゆかた(秋草と松皮菱・反物価格):51,000円+税



沖縄で手織りされた知花花織(ちばなはなおり)の半幅帯です。
沖縄市知花で織られている織物です。

1429〜1879年の間、450年間にわたり、琉球王国という1つの国だった沖縄。
首里を首都として、南アジアや中国と積極的に交易を行っておりました。

その交流によって生まれたものの1つに、
現在も県内各地で受け継がれている「織」の技術があります。

知花花織は王府の貢布の対象となっていなかったことから
自由な意匠で作られ、知花村の祭事に着る衣装としても根付いていきます。
旧暦の8月14日に行われるウマハラシー(馬競争)、8月15日のウスデーク(臼太鼓)で五穀豊穣を願う祭事では知花花織が用いられてきました。
しかし、明治以降になると徐々に衰退の一途をたどるようになります。
第一次、第二次世界大戦後、沖縄が壊滅的な被害を受けると、その技術は完全に途絶えてしまいました。
しかし、1989年(平成元年)に知花花織は100年ぶりに復元され、現在では行政の支援も受け、意欲的に生産に取り組んでいます。

知花花織の特徴は、布の地に花のような文様が織り込まれていることです。
このような連続し

た幾何学模様を織り込んだ織物を紋織物と言い、華やかな文様のルーツは南アジアから伝わったものとも言われています。

グレーと濃紺を基本に白や緑、明るい花紺も使ったおしゃれな帯です。
カジュアルなお召し物に通年お使いいただけます。

綿100%
長さ:1丈2寸(約387cm)
巾:4寸1分(約15,6cm)

知花花織:52,000円+税

*ご注文、お問い合せはパソコンは左バー、スマホはプロフィールの「オーナーへメッセージ」から。
お電話でも承ります。お気軽にご連絡くださいませ(087-833-3960)

こちらの綿絽ゆかた(秋草と松皮菱)、半幅帯(知花花織)はオンラインショップからもご注文いただけます。

綿絽ゆかた&半幅帯(知花花織)

綿絽ゆかた&半幅帯(知花花織)

綿絽ゆかた&半幅帯(知花花織)

(コーディネート&撮影・スタッフS原)



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