2022年01月12日

双子川越唐桟&八寸帯

双子川越唐桟と八寸帯をご紹介いたします。



「唐桟」とは、室町時代から江戸時代にかけて、南蛮船がもたらした輸入織物でした。

インドのセント・トーマス島から輸入されたので、
セント・トーマスがなまってサントメ(桟留)縞と呼ばれました。

当時の日本人にとっては外国はすべて「唐」ですから、
唐渡りの桟留で唐桟、と呼ばれるようになったのです。

舶来ものは高価ですから、なんとか国産品ができないかと
各地でこれをまねて縞織物が織られました。

中でも江戸末期から明治初期にかけて、武州(今の埼玉県)で生産された
川越唐桟は爆発的に流行しましたが、
機械化の波に乗れず、明治末期にはすっかり衰えてしまいました。

その後、機械織で復元されましたが
今は機械を止めており、在庫があるのみです。

細い上等の糸を使って織られた川唐の風合いは他のもめん着物では味わえないものです。

単糸織のものと双子織のものがございますがこちらは双子のものになります。
双子織はごく細い糸を2本ずつ引き揃えて縒った糸で織ったものです。

墨色地に臙脂色の細い縞柄です。

今ありますものは巾が広く丈もございます。
肩裄の長い方や男性にもお召いただけます。
また、サンホライズ加工(縮防止加工)済です。
水通しなしでお家でお手入れ出来ます。

綿100%

巾:1尺1寸(約418cm)
長さ:3丈3尺(約12,5m)

双子川越唐桟(反物価格):24,200円(本体価格22,000円)



墨色地に臙脂色の柄が織り出された八寸帯です。
帯芯を入れずにお仕立てするタイプです。

抽象柄ですので季節を問わず
盛夏以外のスリーシーズン、
透けないお単衣や袷にいつでもお使いいただけます。

お太鼓と前のポイント柄となります。

絹100%
巾:8寸4分(約32㎝)
長さ:9尺4寸(約357㎝)

すくい織八寸帯(仕立て代別):140,800円(本体価格128,000円)


*ご注文、お問合せはパソコンは左バー、スマホはプロフィールの「オーナーへメッセージ」から。
お電話でも承ります。お気軽にご連絡くださいませ(087-833-3960)

こちらの双子川越唐桟、すくい織八寸帯はonlineshopからもご注文いただけます。

双子川越唐桟&八寸帯

双子川越唐桟&八寸帯

双子川越唐桟&八寸帯

双子川越唐桟&八寸帯

双子川越唐桟&八寸帯

双子川越唐桟&八寸帯

(コーディネート&撮影・スタッフS原)



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