2022年02月14日

川越唐桟&半巾帯

川越唐桟と半巾帯をご紹介いたします。



「唐桟」とは、室町時代から江戸時代にかけて、南蛮船がもたらした輸入織物でした。

インドのセント・トーマス島から輸入されたので、
セント・トーマスがなまってサントメ(桟留)縞と呼ばれました。

当時の日本人にとっては外国はすべて「唐」ですから、
唐渡りの桟留で唐桟、と呼ばれるようになったのです。

舶来ものは高価ですから、なんとか国産品ができないかと
各地でこれをまねて縞織物が織られました。

中でも江戸末期から明治初期にかけて、武州(今の埼玉県)で生産された
川越唐桟は爆発的に流行しましたが、
機械化の波に乗れず、明治末期にはすっかり衰えてしまいました。

その後、機械織で復元されましたが
今は機械を止めており、在庫があるのみです。

細い上等の糸を使って織られた川唐の風合いは他のもめん着物では味わえないものです。

単糸織のものと双子織のものがございますがこちらは単糸のものになります。

今ありますものは巾が広く丈もございます。
肩裄の長い方や男性にもお召いただけます。
また、サンホライズ加工(縮防止加工)済です。
水通しなしでお家でお手入れ出来ます。

こちらは1㎝ほどの煉瓦色(渋いオレンジ)と
1㎜ほどの焦げ茶色と薄茶色の縞柄です。

綿100%

巾:1尺1寸(約418cm)
長さ:3丈3尺(約12,5m)

川越唐桟(煉瓦色縞・反物価格):16,500円(本体15,000円)



綿ファブリックと山形で織られた木綿生地で仕立てました
リバーシブル半巾帯です。

カジュアルなお召し物に通年お使いいただけます。

長さ:1丈7分(約406㎝)
巾:4寸3分(約16,3cm)

オリジナル半巾帯:19,800円(本体18,000円)



*ご注文、お問合せはパソコンは左バー、スマホはプロフィールの「オーナーへメッセージ」から。
お電話でも承ります。お気軽にご連絡くださいませ(087-833-3960)

こちらの川越唐桟と半巾帯はonlineshopからもご注文いただけます。








(コーディネート&撮影・スタッフS原)

  


Posted by tomida at 11:00Comments(0)着物コーディネート