2022年01月20日

双子川越唐桟&タッサーシルク八寸帯

「唐桟」とは、室町時代から江戸時代にかけて、南蛮船がもたらした輸入織物でした。

インドのセント・トーマス島から輸入されたので、
セント・トーマスがなまってサントメ(桟留)縞と呼ばれました。

当時の日本人にとっては外国はすべて「唐」ですから、
唐渡りの桟留で唐桟、と呼ばれるようになったのです。

舶来ものは高価ですから、なんとか国産品ができないかと
各地でこれをまねて縞織物が織られました。

中でも江戸末期から明治初期にかけて、武州(今の埼玉県)で生産された
川越唐桟は爆発的に流行しましたが、
機械化の波に乗れず、明治末期にはすっかり衰えてしまいました。

その後、機械織で復元されましたが
今は機械を止めており、在庫があるのみです。

細い上等の糸を使って織られた川唐の風合いは他のもめん着物では味わえないものです。

単糸織のものと双子織のものがございますがこちらは双子のものになります。
双子織はごく細い糸を2本ずつ引き揃えて縒った糸で織ったものです。

今ありますものは巾が広く丈もございます。
肩裄の長い方や男性にもお召いただけます。
また、サンホライズ加工(縮防止加工)済です。
水通しなしでお家でお手入れ出来ます。

こちらは2㎜と1㎜ほどの茶がかったグレー、茶、紺などを
組み合わせた縞柄です。

綿100%

巾:1尺1寸(約418cm)
長さ:3丈3尺(約12,5m)

双子川越唐桟(反物価格):24,200円(本体22,000円)



貴久樹さんによるタッサーシルクの無地八寸帯です。
帯芯を入れずにお仕立てするタイプです。

インド北東部、オリッサ州を中心に産する野蚕糸「タッサー」。
生糸と繭を使って紡いだランダムな糸で織り上げた帯地です。

手紡ぎ、手織りの味わいをお楽しみいただけます。

野蚕糸100%
巾:8寸3分(約31,5cm)

タッサーシルク八寸帯(仕立て代別):88,000円(本体80,000円)



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こちらの双子川越唐桟、タッサーシルク八寸帯、帯留、三分紐はonlineshopからもご注文いただけます。

↓ ひさご帯留:4,180円(本体3,800円) リバーシブル三分紐:3,300円(本体3,000円)















(コーディネート&撮影・スタッフS原)
  


Posted by tomida at 12:50Comments(0)着物コーディネート