2021年09月03日

双子川越唐桟&リバーシブル名古屋帯

双子川越唐桟とリバーシブル名古屋帯をご紹介いたします



「唐桟」とは、室町時代から江戸時代にかけて、南蛮船がもたらした輸入織物でした。

インドのセント・トーマス島から輸入されたので、
セント・トーマスがなまってサントメ(桟留)縞と呼ばれました。

当時の日本人にとっては外国はすべて「唐」ですから、
唐渡りの桟留で唐桟、と呼ばれるようになったのです。

舶来ものは高価ですから、なんとか国産品ができないかと
各地でこれをまねて縞織物が織られました。

中でも江戸末期から明治初期にかけて、武州(今の埼玉県)で生産された
川越唐桟は爆発的に流行しましたが、
機械化の波に乗れず、明治末期にはすっかり衰えてしまいました。

その後、機械織で復元されましたが
今は機械を止めており、在庫があるのみです。

細い上等の糸を使って織られた川唐の風合いは他のもめん着物では味わえないものです。

単糸織のものと双子織のものがございますがこちらは双子のものになります。
双子織はごく細い糸を2本ずつ引き揃えて縒った糸で織ったものです。

今ありますものは巾が広く丈もございます。
肩裄の長い方や男性にもお召いただけます。
また、サンホライズ加工(縮防止加工)済です。
水通しなしでお家でお手入れ出来ます。

こちらの縞柄は5㎜ほどの緑灰色と1㎜ほどの黒、茶縞。
茶縞はピンクっぽくも見えます。

綿100%

巾:1尺1寸(約418cm)
長さ:3丈3尺(約12,5m)

双子川越唐桟(反物価格):24,200円(本体22,000円)



インドネシアの綿バティックの生地と
久留米もめんの無地で仕立てました
オリジナルリバーシブル名古屋帯です。

こちらの綿バティックは銅製の型で蝋付けをし、
すべて手作業で染められた味わいのある生地です。

無地側には久留米で織られた綿生地を使いました。
ネップの糸を使っております。

カジュアルな装いに
リバーシブルで
通年お使いいただけます。

仕立て上りのお値段です。
両面とも綿100%

太鼓幅:8寸3分(約31,5cm)
前幅:4寸2分(約16㎝)
丈:9尺7寸(約368㎝)

リバーシブル名古屋帯(仕立て上がり):24,200円(本体22,000円)



*ご注文、お問合せはパソコンは左バー、スマホはプロフィールの「オーナーへメッセージ」から。
お電話でも承ります。お気軽にご連絡くださいませ(087-833-3960)

こちらの双子川越唐桟、オリジナル帯、雪花絞帯揚はonlineshopからもご注文いただけます



↓ しののめ無地帯揚:6,820円(本体6,200円) 



↓ 雪花絞帯揚:17,600円(本体16,000円) 







(コーディネート&撮影・スタッフS原)

  


Posted by tomida at 17:41Comments(0)小物着物コーディネート