2021年09月25日

川越唐桟&半巾帯

川越唐桟と半巾帯をご紹介いたします



「唐桟」とは、室町時代から江戸時代にかけて、南蛮船がもたらした輸入織物でした。

インドのセント・トーマス島から輸入されたので、
セント・トーマスがなまってサントメ(桟留)縞と呼ばれました。

当時の日本人にとっては外国はすべて「唐」ですから、
唐渡りの桟留で唐桟、と呼ばれるようになったのです。

舶来ものは高価ですから、なんとか国産品ができないかと
各地でこれをまねて縞織物が織られました。

中でも江戸末期から明治初期にかけて、武州(今の埼玉県)で生産された
川越唐桟は爆発的に流行しましたが、
機械化の波に乗れず、明治末期にはすっかり衰えてしまいました。

その後、機械織で復元されましたが
今は機械を止めており、在庫があるのみです。

細い上等の糸を使って織られた川唐の風合いは他のもめん着物では味わえないものです。

単糸織のものと双子織のものがございますがこちらは単糸のものになります。

今ありますものは巾が広く丈もございます。
肩裄の長い方や男性にもお召いただけます。
また、サンホライズ加工(縮防止加工)済です。
水通しなしでお家でお手入れ出来ます。

こちらは7㎜の唐茶色(赤味の茶)、
6㎜の茶褐色、6㎜の狐色(渋い橙色)による
縞柄です。

綿100%

巾:1尺1寸(約418cm)
長さ:3丈3尺(約12,5m)

川越唐桟(反物価格):16,500円(本体15,000円)



kosodeさんによる半巾帯です。
オリジナルで描かれた洋画のようなモダンな花柄。
裏は深緑色の無地紬で
リバーシブルでお使いいただけます。

表地:絹100%
裏地:絹100%
巾:16,5cm
長さ:390cm

「kosode」は17年前、代表の杉浦万美子さんが
『自分が求める商品と売り場がない』ことから
洋服で鍛えたセンスを元に立ち上げたブランドです。

kosode半巾帯(花園):39,600円(本体36,000円)

*ご注文、お問合せはパソコンは左バー、スマホはプロフィールの「オーナーへメッセージ」から。
お電話でも承ります。お気軽にご連絡くださいませ(087-833-3960)

こちらの川越唐桟、半巾帯、帯締はonlineshopからもご注文いただけます。

↓ 帯締:16,500円(本体15,000円)







(コーディネート&撮影・スタッフS原)
  


Posted by tomida at 10:00Comments(0)着物コーディネート